地域とともに歩む
こだわりの農産物で多くの人を笑顔に
厚木市棚沢 山口 隆生 さん
睦合地区にある約30アールの圃場で、露地野菜や20種類以上の果樹を生産しています。
人や地域とのつながりを大切に
約15年前まで教育現場に携わっていた山口さんは、定年退職を機に本格的に農業を始めました。きっかけは、先代が残してきた農地を守りたいという思いから。知識・技術は、本や新聞などで学んだほか、地域の先輩農家との交流を通じて培ってきました。今でも、人や地域とのつながりを大切にしています。
環境に合った農産物を栽培
現在栽培するのは、果樹と露地野菜。かんきつ類の生産には特に力を入れ、晩白柚や土佐文旦のほか、温州ミカンだけでも6種類を生産しています。かんきつ類の栽培は、鳥獣被害をはじめ、自身の年齢や継続性を考慮し導入。さまざまな品種を検討し、試行錯誤を重ねながら、環境条件に合うものを選定しています。
栽培では、農薬は極力使わずに育てるほか、循環型農業として、自宅で出る生ごみを堆肥化する「コンポスト」を取り入れています。作業の効率化や安全性向上に向けては、剪定によって低い樹形に整えるなどの工夫を凝らすほか、農業機械の導入により、作業時間や労力の軽減も図っています。
今後は、温州ミカンの栽培をさらに強化し、中でも爽やかな甘さと香りが特長のスイートスプリングを増やす予定。新たにオープンするグリーンセンターへの出荷も行っていきます。
栽培では、農薬は極力使わずに育てるほか、循環型農業として、自宅で出る生ごみを堆肥化する「コンポスト」を取り入れています。作業の効率化や安全性向上に向けては、剪定によって低い樹形に整えるなどの工夫を凝らすほか、農業機械の導入により、作業時間や労力の軽減も図っています。
今後は、温州ミカンの栽培をさらに強化し、中でも爽やかな甘さと香りが特長のスイートスプリングを増やす予定。新たにオープンするグリーンセンターへの出荷も行っていきます。
山口さんは「生命の力を感じられる農業からいつも多くのエネルギーをもらっている。これからも消費者ニーズを考え、おいしいと喜んでもらえる農産物を生産していきたい」と話しました。