高品質な
トマト生産を目指して
厚木市戸田 大貫 浩一さん
栽培面でさまざまな工夫を
厚木市園芸協会施設やさい部会の大貫浩一さんは、10アールのハウスで「マイロック」を栽培。甘さと酸味のバランスが良く、コクのある味で、幅広い年齢層に親しまれています。ハウスでは、マルハナバチによる受粉管理や防除用補虫テープの設置の他、帯電した霧を噴霧することによって少ない薬剤で防除効果が期待できる静電噴口の導入など、栽培面での省力化や減農薬化にも積極的に取り組んでいます。
出荷は、JA農産物直売所「夢未市」・「グリーンセンター」のほか、近隣スーパーや複合施設「アミューあつぎ内にある「厚木市まるごとショップあつまる」などに行っています。流通距離が近く完熟した状態で販売でき、トマト本来の味を楽しめると消費者から好評を得ています。
家族でトマト栽培に取り組む
大貫さんは、2002年に父の後を継ぐため就農し、先代から行ってきたハウスでのトマト栽培を受け継ぎました。現在は、新たに就農した息子の祐輝さんとともに農業に勤しんでいます。
大貫さんは「昨年に比べ収穫が遅れたものの、食味や見た目ともに良好なトマトが収穫できている。今後も、部会員と積極的な情報交換を行いながら、厚木トマトのさらなる品質向上と消費拡大を目指していきたい」と話します。