おいしさにこだわり
新鮮な農産物を地域にお届け
厚木市森の里 田村 佳世子さん
玉川地区にある約15アールの畑で露地野菜を中心に約30品目を生産しています。
長年にわたり露地野菜を栽培
大阪府の米農家に生まれ、結婚を機に厚木に移り住んだ田村さん。約35年前、夫婦で伊勢原市の農地を借り受けて露地野菜の栽培を始め、夫が他界してからは1人で畑を切り盛りしてきました。5年前に知人から玉川地区の農地を紹介され、畑を移転。現在は、玉川農産物直売所に出荷しています。
地域においしい野菜を届ける
こだわりは自分がおいしいと感じる野菜を出荷すること。秋に主力となるサトイモは、故郷の関西で高級食材として親しまれている「唐とうのいも」を栽培。ねっとりした食感とうまみが特徴で、消費者から人気を集めています。この他、ジャガイモは春と秋の年2回栽培し、可能な限り長い期間、旬の味を届けるなど、手間暇をかけて野菜を育てています。
品質向上への取り組み
栽培では、JAの営農指導員と相談しながら適時に薬剤の散布を行うほか、手作業で虫を取り除くなど、品質向上に向けた細やかな対策を行っています。土作りにも注力し、牛ふん堆肥の施用や、稲わらを畑にすき込むなど、軟らかい土壌を作ることで、形の良い根菜類の生産につなげています。
田村さんは「自分がおいしさや新鮮さに納得できる農産物を届けられるよう、品質の向上に努めている。今後も、消費者の声を励みにして、元気に農業を続けていきたい」と話しました。
田村さんは「自分がおいしさや新鮮さに納得できる農産物を届けられるよう、品質の向上に努めている。今後も、消費者の声を励みにして、元気に農業を続けていきたい」と話しました。