新たな取り組みで
地域農業を未来につなげる
厚木市飯山 霜島 邦夫さん
果樹をはじめ、露地野菜や水稲など幅広く生産。近年はもち麦やヒマワリの栽培のほか、養蜂にも取り組んでいます。
多角的な経営を行う
果樹・露地野菜・水稲など幅広い作物を栽培する「霜島農園」を家族で経営している霜島さん。大学で植物について学び、JAの営農指導員を経験した後、先代から経営を引き継ぎました。主として生産しているブドウは、枝当たりに育つ数を減らし、房の大きさにこだわって栽培。贈答用としても人気を集めています。
新たな取り組みで経営を拡大
就農後、新たな取り組みとして力を入れている作物が「もち麦」です。健康食として注目され、市場が拡大していることに目を付け、地場産を地域に提供できないかと、栽培を始めました。白米に混ぜても違和感なく食べられる「白もち麦」とポリフェノールを含む「紫もち麦」の2種類を、JA農産物直売所や自宅に併設した直売所などで販売しています。
地域の農地保全にも力を注ぐ霜島さん。昨年から、「ひまわりプロジェクト」と称した遊休農地でのヒマワリ栽培を始めました。品種は、緑肥としての適性が高い「サンマリノ」。花が見頃を迎えた後、圃場にすき込むことで、有機質を多く含んだ土作りにつなげるほか、同時期に始めた養蜂の蜜源としても活用しています。
地域の農地保全にも力を注ぐ霜島さん。昨年から、「ひまわりプロジェクト」と称した遊休農地でのヒマワリ栽培を始めました。品種は、緑肥としての適性が高い「サンマリノ」。花が見頃を迎えた後、圃場にすき込むことで、有機質を多く含んだ土作りにつなげるほか、同時期に始めた養蜂の蜜源としても活用しています。
霜島さんは「消費者に喜ばれる農産物を届けようと、日々知識や技術の向上に努めている。生まれ育った地域の農地を守っていくためにも、新たな取り組みを通じて経営の強化を図っていきたい」と話しました。