JAあつぎ

あつぎの生産者Atsugi Farmers

父とともに農業に専念
思いを胸に新たな挑戦を

厚木市戸田 清田 康宏さん
 父の農業を受け継ぐため、2018年に新規就農。相川地区の圃場で、水稲をはじめ、ネギやダイコン、子持ち高菜など年間20種類以上の露地野菜を栽培しています。

第二の人生として新たに農業の道を歩む

政治さんとともに出荷準備を行う様子の写真
政治さんとともに出荷準備を行う

 2018年に就農した清田さんは、前職は横浜市の大手百貨店に勤務し、外商営業や管理職としての売上管理などを行っていました。第二の人生として、自身の体を動かせる仕事がしたいと考えていた清田さんは、真剣に農業と向き合う父・政治(まさじ)さんの後を継ぐことを決意。在職時から、新たに農地を購入し、水田だった圃場を転換して畑作りを始め、牛ふんや馬ふん、鶏ふんなどの地域資源を活用した土作りを行いながら、定年退職を機に新規就農しました。

互いの経験を尊重し、より良い農業を目指す

子持ち高菜の生育状況を確認している清田さんの写真
子持ち高菜の生育状況を確認

 圃場では、水稲をはじめ、ネギや子持ち高菜など、年間20種類以上の露地野菜を栽培。父から栽培のノウハウを学びながら、ひたむきに実践経験を積み重ねています。

 農産物は、JA農産物直売所「夢未市」に出荷し、生産者と情報交換や営農相談などを行いながら、より専門的な知識を深めています。

 清田さんの強みである前職の経験を生かし、前年の販売実績や栽培記録をまとめたデータをもとに、父と年間の作付計画を考えるほか、値段の付け方やPOP、陳列方法などのきめ細かな工夫を凝らすようになったことで、売り上げは毎年増加傾向にあります。親子でタッグを組み、消費者ニーズを捉えた生産と販売の強化を図っています。

 清田さんは「現状を維持しながら、売上向上を目指していくのが当面の目標。今後は、より良い農産物を消費者に届けられるよう、さらに経験を重ね、栽培技術を磨いていきたい」と意気込みを語ります。

JAあつぎ農産物直売所

夢未市外観写真
夢未市店内写真
生産者と消費者を結ぶ「夢未市」。新鮮で安全・安心な地場農畜産物をお届けするとともに、食と農の大切さや地産地消の推進を図ってまいります。

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