集う仲間と苦楽を共に
自分たちの農業を創る
厚木市小野 宮下 寛史さん
厚木市小野でMOMONA FARMを経営。妻の真里奈さんをはじめ、4人の仲間と農業にいそしんでいます。前職の経験を生かし、品質の高い農産物や野菜苗作りに励んでいます。
売り手から作り手へ
経験生かし農家へ転身厚木市小野でMOMONA FARMを経営する宮下さんは、現在、4人の仲間と5.1ヘクタールの圃場でネギやキャベツ、トウモロコシなどの露地野菜を栽培。6棟あるハウスでは、トマトやナス、ネギなどの良質な野菜苗も生産しています。前職の種苗店では、種子や農薬、農業資材などの販売を担当。農場研修や資格取得など、さまざまな経験を重ね、作り手の世界に興味を持ったのをきっかけに、農業への道を歩み始め、2019年8月に厚木市で就農しました。
さまざまなアイデアで自身のブランドをアピール
複数ある圃場では、仲間と分担して作業を行うほか、大型のトラクターや定植機などの農機を使い、作業効率の向上を図ります。
農産物は、JA農産物直売所「夢未市」や「グリーンセンター」、近隣スーパーなどに出荷。陳列の際は、消費者の目に留まりやすいよう、MOMONA FARMのロゴや手描きでデザインしたイラストを取り入れた袋で販売を行うなど、自身のブランドをPRする工夫をしています。
就農して3年目を迎えた今年、新たに自宅の軒先に直売所をオープン。温かみのある作りで、新たな地域の名所として賑わいを見せています。
宮下さんは「共に頑張ってくれる妻や仲間のおかげで、大変な作業や苦労も乗り越えられている。今後も栽培面積を広げ、地域を盛り上げる観光農園などにも挑戦してみたい」と意気込みを語ります。