愛情とこだわりを持って
自分らしい農業を
厚木市戸田 山口 藤夫さん
相川地区にある145アールの圃場で、水稲をはじめ、キャベツやトウモロコシ、エダマメなどの露地野菜を栽培。定年後に本格的に就農し、JAあつぎ農業塾を受講しました。
消防士から農家へ転身
先代の農業に携わりながら、消防士として地域の暮らしを守り続けてきた山口さん。定年後は本格的に就農し、JAあつぎ農業塾を受講。仲間と切磋琢磨しながら、専門的な知識・技術を身に付けました。現在は、持ち前の体力を生かし、妻の和子さんと二人三脚で農作業に勤しんでいます。
消費者へ喜ばれる野菜作りを
圃場では、水稲をはじめ、キャベツやトウモロコシなどの露地野菜を中心に、年間約20品目を栽培。新たに導入したハウスでは、トマトやキュウリなどの果菜類の栽培にも挑戦する予定です。 栽培面では、牛糞堆肥などの地域資源を活用した土作りに加え、農薬は極力使わず、朝採りを基本に、ベストな収穫時期を逃さないよう心掛けています。この他、苗作りにも力を入れ、手間と愛情をかけて栽培を行っています。
農産物は、JA農産物直売所「夢未市」へ出荷。野菜の大きさや個数など、荷姿にも気を配るほか、POPには、和子さんに消費者目線のアドバイスをもらい、野菜の特徴や魅力を分かりやすく記載するなど、工夫を凝らします。
山口さんは「就農して3年目を迎え、さまざまな課題や農業の難しさを感じられるようになった。今後も、支えてくれる家族に感謝の気持ちを忘れず、消費者へ質の高い農産物を届けたい」と話します。