経験を生かし
栽培に工夫を凝らす
厚木市上荻野 曽根 昭典さん
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荻野地区にある30アールの圃場で、葉物や根菜、果樹などの農産物を栽培しています。農産物は、JA農産物直売所「夢未市」・「グリーンセンター」に出荷しています。
学ぶ姿勢を持ち自分らしい農業を

自宅裏の畑ではカボスを栽培
実家が農家で、会社員として働く合間も家庭菜園でさまざまな農産物を育てていた曽根さん。 定年退職を迎えた頃、本格的に就農しました。当初から、地域の先輩農家やJA職員からノウハウを学ぶ姿勢を大切にしています。 畑では、ブロッコリーやダイコンなどの露地野菜をはじめ、カボスなどの果樹を栽培。 落ち葉や米ぬか、馬糞など、地域から出た資源を活用した堆肥作りに力を入れるほか、中山間地である上荻野地区の気候に合わせて、もみ殻を燻して炭化させたもみ殻燻炭を作り、播種時や苗床にまくことで、土の保温や乾燥防止にも役立てています。
人とのつながりを大切に

もみ殻を燻してもみ殻燻炭を作る
農業の合間を縫って、趣味の写真や陶芸の教室などに通う曽根さん。農業をはじめ、さまざまな人とのつながりを大切にしています。今年から、息子さんが農業を手伝ってくれるようになり、効率的に農作業を行えるようになりました。収穫した農産物を使った料理やレシピなども考案してくれ、これまで以上に農業に対する楽しみの幅が広がっています。
曽根さんは「天候や気温など、土地に合った栽培を行うことが目標。今後は品目を絞り、収量を上げられるよう努めていきたい」と意気込みを語ります。
旬の農産物のお買い求めは、JAあつぎの農産物直売所「夢未市」へどうぞ!