父の意思を継ぎ
新たに農業の道へ
厚木市山際 梅澤 正里さん
今年の9月に本格的に就農し、依知地区にある80アールの圃場で、水稲と露地野菜を栽培しています。
仲間や家族に支えられ農業にいそしむ
曽祖父の代から続く農家を継ぐため、勤めていた会社を退職し、今年の9月に本格的に就農した梅澤さん。父の英夫さんに知識やノウハウを教わりながら、水稲をはじめ、ニンジンやネギ、ホウレンソウなどの露地野菜を栽培しています。 「実際に農業をやってみると、一人では分からないことも多い」と話す梅澤さん。水稲栽培では、水を切るタイミングや追肥の時期など、地域の先輩やJA職員にアドバイスをもらい、9月下旬に収穫を迎えることができました。 畑では、管理機などの農業機械を活用し、作業の効率化を図るほか、有機肥料を使った土作りにも力を入れています。
夫婦で協力し農地を守る
農産物は、コンニャクなどの加工品を作る妻のゆき子さんが、JA農産物直売所「夢未市」や市場に出荷。生産者と交わした意見や店舗の状況を夫婦で共有し、消費者のニーズに応じた作付品目の選定に生かしています。
梅澤さんは「今後も、父の意思を継ぎ、夫婦二人三脚で農地を守っていきたい。勤めていた会社での経験も生かし、いずれは地域の仲間と協力して農業を行えるような仕組み作りにも取り組んでいきたい」と意気込みを語ります。