足柄茶
「味と香りの足柄茶」として、
全国的にも知られています。
神奈川県内で生産される「足柄茶」。管内でも茶栽培がおこなわれています。5月から新茶の季節を迎え、味と香りの「足柄茶」として高く評価されるなど、多くの人に親しまれています。
- 出荷時期
- 通年(新茶は5月頃)
リシール缶でお手軽に。
足柄茶について
現在の「足柄茶」は、1923年の関東大震災により大きな被害を受けた山村の産業復興策として、当時の足柄上郡清水村(現足柄上郡山北町)に導入され、幾多の苦難を乗り越えて産地化されたことが始まりとされています。
先駆者たちのお茶への熱意と努力は、優れた環境の中で見事に開花し、1963年の全国茶品評会一等受賞を皮切りに、朝日農業賞農林大臣賞なども受賞。各品評会においても上位入賞し、「かながわ名産100選」に選ばれるなど、数々の栄誉に輝いています。
現在では相模原市(旧津久井郡)、南足柄市、小田原市、秦野市、厚木市、愛川町、山北町、松田町、湯河原町、真鶴町、開成町、中井町、清川村でお茶が生産されており、総称して「足柄茶」と呼んでいます。神奈川の丹沢・箱根山麓一帯は、その気候・風土がお茶栽培に最適で、特に「味と香り」に優れたお茶が生産されています。足柄茶の評判はいまや全国的となり「味と香り」の足柄茶として非常に喜ばれています。
お茶のおいしい楽しみ方
古来、日本では緑茶を飲むときにお湯を沸騰させてから一度冷まし、緑茶のうまみを楽しむように飲まれてきました。昔は、上水道が整備されていなかったことから、消毒の意味もあり沸とうさせていたと考えられています。そのことから、緑茶は熱いものという流れが現在も根付いています。しかし、お茶には熱いお湯でいれたものと、冷たい水で入れたものでは、抽出されるカテキン成分が異なり、それぞれ違う機能を発揮する可能性があることが最近の研究で分かってきました。
緑茶には、ポリフェノールの一種で渋みを感じる成分であるカテキンが含まれています。その中でも多く含まれる「EGC(エピガロカテキン)」と「EGCG(エピガロカテキンガレート)」は、緑茶を入れる温度によって抽出されやすさが変わってきます。
エピガロカテキン
- 冷水(15℃以下)でも抽出される成分
- 免疫系の働きを活発にする効果がある
- エピガロカテキンガレートによって効果が弱められてしまう
- 被覆(遮光)栽培されたお茶には少ない
エピガロカテキンガレート
- 熱湯(70℃以上)で抽出される渋みを感じる成分
- 抗炎症作用がある
緑茶のいいところを全部飲みきる!おすすめの飲み方
(1)1煎目は水出しで
水 500mlに対して茶葉約 7gを入れ、渋くない「エピガロカテキン」を抽出します。抽出には時間がかかるので、冷蔵庫で一晩かけてゆっくり抽出するのがおすすめです。
(2)茶葉を取り出す
(3)2煎目は熱湯で
取り出した茶葉を急須に入れ、渋みを感じる「エピガロカテキンガレート」という成分やカフェインを抽出します。
免疫力アップで健康な体を!
緑茶には、ファイトケミカルのカテキンが豊富に含まれています。カテキンには抗酸化作用や抗ウイルス作用、抗がん作用、抗菌・殺菌作用など、さまざまな健康効果があります。緑茶の中のカテキンは主に約4種に分けられます。このうち、特に免疫力アップで注目したいのが、免疫細胞のマクロファージを活性化する力が強いエピガロカテキンと、高い抗酸化力で免疫力向上やアンチエイジング効果があるエピガロカテキンガレートの2種です。
緑茶でリラックス
最近の研究では、緑茶特有のアミノ酸である「テアニン」によりリラックス効果があることが分かってきました。冷たい水で入れれば「カフェイン」の抽出が抑えられるので、寝る前に水出し緑茶を一杯飲んで寝ると快眠につながるかもしれません。朝は、シャキッと目覚めの一杯にカフェインを多く抽出するため熱湯で入れた一杯、寝る前はリラックスできるよう冷水で入れた一杯をおすすめします。また、「テアニン」は根で作られ、茎や葉に運ばれるため、茎茶もおすすめです。
おいしいと思う飲み方で!
緑茶は嗜好品と言われているので、飲み方に正解や不正解はありません。自分がおいしく楽しく飲むことが一番大切です。緑茶は、どんな入れ方・飲み方をしても体に悪影響を及ぼすことはありません。長く飲み続けることが大切なので、自分がおいしく飲める飲み方を見つけ、ぜひ緑茶を楽しんでください。
足柄茶の商品ラインナップ
新茶の味を楽しもう
「足柄茶」の新茶が5月上旬から発売されます。この時期にしか味わえない新茶の味と香りを楽しんでみてはいかがですか。
手軽に飲めるリシール缶
低温でじっくり抽出した足柄茶の味と香りを手軽に楽しむことができます。また、香ばしさとすっきりとした味わいが特徴のほうじ茶も人気。さまざまなシーンで活躍するリシール缶、ぜひ味わってみてください。
足柄茶抹茶入り
緑茶ティーバッグ足柄茶に抹茶をブレンドしたティーバッグタイプの緑茶。ホット・アイスどちらでも手軽においしく味わえます。
暑い夏にぴったり! 冷茶の作り方
※水0.5Lに対し、ティーバッグ1袋(5g)が目安。
●手順
- 水出し用ティーバッグを冷水に入れる
- 約20分後(お好みにより調整)トングや長箸などでティーバッグを絞る
- ティーバッグを冷水ポットから出す
- ペットボトルなどで持ち歩くときには、1日で飲み切りましょう
ゆめみちゃんアイス 足柄茶
神奈川県産の足柄茶を使用!たっぷりのミルクとともに、茶の味と香りを生かした、まろやかで風味豊かな味わいです♪
あつぎの生産者
自然豊かな地で風情を育み
村の茶業を守る
自然に囲まれた地で
工夫を凝らして農業に専念
ご購入は夢未市など、
管内の直売所で。
皆さまの食卓へお届けします!
足柄茶の茶葉
味と香りの足柄茶の茶葉を各種取り揃えています。新茶は、5月上旬からの販売です。
ティーバッグ
抹茶をブレンドし、ホットでもアイスでも手軽においしく味わうことができます。
ゆめみちゃんアイス 足柄茶
足柄茶を使ったゆめみちゃんアイスは、カップのほか、ジェラートコーナーでも販売中です!