JAあつぎ

あつぎの生産者Atsugi Farmers

自然に囲まれた地で
工夫を凝らして農業に専念

清川村煤ヶ谷 山口 力さん
 清川地区にある33アールの圃場で、茶と水稲、露地野菜を栽培。農機具を自作して作業効率化を目指しながら、農業にいそしんでいます。

農地地を受け継ぎ、茶と水稲、露地野菜を栽培

ジャガイモの生育を確認する山口さんの写真
ジャガイモの生育を確認する山口さん

 幼い頃から、父の農作業を手伝っていた山口さん。消防士として働きながら、休日は農業に従事していました。昨年から本格的に就農し、茶と水稲、露地野菜を栽培しています。

 茶園では、「やぶきた」を栽培。年間を通じて剪定や追肥、消毒などの管理作業を行い、5月初旬に収穫を迎えます。今年は温暖な気候で、冬場の霜害を乗り超えて順調に生育しました。 収穫作業は、チャピュア清川支援部に依頼し、収量は毎年400キロほど。収穫した茶葉は、チャピュア清川に出荷し、「足柄茶」として商品化されています。

効率化を目指してさまざまな工夫を凝らす

電気柵を張り、トンネルで野菜苗を育てる山口さんの写真
電気柵を張り、トンネルで野菜苗を育てる

 管理が行き届いた畑では、ジャガイモやタマネギ、スナップエンドウなどを栽培。サルやイノシシ、シカなどの鳥獣被害対策として電気柵を設置するほか、畑では被覆資材を使って温度管理に気を付けながら野菜苗を育てています。 水田は、大型機械を使った作業が難しい棚田のため、耕運機で時間を掛けて丁寧に耕しています。また、日ごろから自身で農機の簡単な点検・修理を行い、作業効率化のため農機具を自作するなど、農業に専念できるようになったからこそ、さまざまな工夫を凝らします。

 山口さんは「失敗や成功を重ね、より良質な作物作りを目指している。今後も、父が残してくれた農地を受け継ぎ、さまざまな作物を作っていきたい」と意気込みを語ります。

JAあつぎ農産物直売所

夢未市外観写真
夢未市店内写真
生産者と消費者を結ぶ「夢未市」。新鮮で安全・安心な地場農畜産物をお届けするとともに、食と農の大切さや地産地消の推進を図ってまいります。

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