ジャガイモ定植におすすめ「ソイルサプリエキス」
ジャガイモ栽培で一番の難敵は、病原菌がジャガイモの表面をコルク状にしてしまう「そうか病」です。種イモや土壌を農薬で消毒することで被害の軽減が見込めますが、天然由来の資材にも高い効果を発揮するものがあります。今回は、大麦由来の液体肥料「ソイルサプリエキス」をご紹介します。
ソイルサプリエキスの特徴
ソイルサプリエキスは、大麦焼酎の製造工程で発生する蒸留残さを濃縮した肥料で、アミノ酸・有機酸などを豊富に含んでいます。水稲などの根張り向上や、果菜類の収量減少の抑制、大豆の肥大などに効果があります。さまざまな作物に液体肥料として使用できますが、今回はジャガイモを植え付ける際の効果をご紹介します。
840円(税込)
4,967円(税込)
※JAあつぎ注文価格(2月15日現在)
ジャガイモ栽培における効果
そうか病対策として、種イモを農薬で消毒すると、同時に病原菌以外の微生物も殺菌してしまいます。これに対して、ソイルサプリエキスを使用すると、クエン酸などの有機酸が病原菌の増殖を抑えるほか、有益な微生物がジャガイモの表面で増加することから健全なジャガイモの収穫率が増加します。
種イモコーティング処理の方法
①希釈液に浸してコーティングコンテナなどに入れた種イモをソイルサプリエキス希釈液に浸して全体をコーティングします。希釈液の中で軽く揺すって、満遍なくコーティングしてください。
※農薬による消毒を行う場合、農薬の使用後にコーティング作業を行いましょう
※作業後のソイルサプリエキスは、希釈倍率を調整すれば液肥として土壌に散布できます
②しっかり風乾
雨が当たらず、直射日光を避けた風通しの良い場所で乾燥させます。乾燥が十分でないと、発芽不良を起こす可能性があるため、注意しましょう。
③通常と同様に植え付け
使用した容器はしっかりと水洗いし、種イモを通常と同様に植え付けてください。
※切った種イモでも上記と同様の手順でお使いいただけます
ソイルサプリエキス使用上の注意点
- アルカリ剤との混用は避けてください。
- 散布後は、使用した容器などの残留液を洗い流してください。
- 高温時の使用は避けてください。
- 冷暗所で保管してください。