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営農通信Farming communication

夏野菜の植え付け作業について

 ゴールデンウィークに近づくと、夏野菜の苗が店頭へ一斉に並びます。5月初旬までは遅霜が降りることがあるので、防寒対策をしない場合は、5月10日過ぎに植え付けを行う方が良いでしょう。今回は、多くの方が栽培されている夏野菜のトマトを例に植え付けの方法をご紹介します

植付方法の基本

 植え付ける場所は、日当たりと排水性の良いところを選びます。まず、堆肥と苦土石灰を入れ、土壌のpH を作物に合った数値になるように調整します。その後、元肥を全面に施し、畝を立てます。また、1株ごとに支柱を立てておきます。植え付け前に、支柱の根元に移植ごてで穴を掘り、根鉢の崩れを防ぎながら植えつけてしっかりと灌水を行います。植えたばかりの苗は茎も柔らかいため、茎が曲がらないよう緩めに8の字で支柱に結束します。

定植のポイント

 活着の良否がその後の生育に大きな影響を及ぼすので定植は晴天の午前中に行います。あらかじめポットに十分灌水しておき、植え穴にもあらかじめたっぷりと灌水しておきます。水分と地温を確保するためマルチフィルムを利用すると効果が高くなります。マルチフィルムは植え付け7 〜 10 日前に行って、十分に地温を確保しておくと定植後、苗の根の伸張がよくなります。

※トマトは摘心をせず、脇芽は全て取り除き1本に育てますが、ナスやキュウリは、主枝を含め、通常2〜3本仕立てにします

アブラムシ・コナジラミ等の防除(定植時に使用できる農薬)

※全ての野菜に登録があるわけではありません。農薬の容器や袋の一覧を確認し、記載のある作物のみに使用してください。

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