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旬の農産物情報

Seasonal Agricultural Products
10月のオススメ

カキ

Grape
渋み成分が二日酔いを予防。
ビタミンCもたっぷり
  • ヘタが緑色をしているものは良品
  • 色むらがなく、だいだい色が鮮やかなものがおいしい
  • ゴマと呼ばれる茶色の点は、タンニンが変色したもの
【保存法】
ビニール袋に入れて冷暗所で保存。長期保存する場合は、ヘタを上にしてビニール袋に入れ、野菜室へ。
【成分・有効性】
 富有柿や次郎柿など、多くの種類があるカキ。甘みが強い一方で、特有の渋み成分も含まれています。シブオールと言って、タンニンの一種です。 アルコールの有害な作用を抑える働きが期待でき、二日酔いの予防に役立ちます。水分とカリウムも含まれており、これもアルコール排出に効果があります。 また、ビタミンCも多く、1個で1日分の必須用量を補えます。ビタミンCには抗酸化作用がありますが、さらに強い抗酸化作用があるクリプトキサンチンやリコピンなどのカロテノイドも多種類含まれており、老化防止におすすめです。 干し柿にするとビタミンCは減りますが、代わりにβカロテンやカリウム、食物繊維などが生果よりも増加します。

生産者のご紹介

依知地区鈴木 祐紀さん
 厚木市関口で、果樹や水稲を生産しています。カキは、約50アールの圃場で早秋や新秋、富有など約5品種を栽培し、9月下旬から11月にかけて夢未市・グリーンセンターに出荷しています。
 栽培では、適切な施肥管理と堆肥の活用で栄養豊富な土作りに努めています。冬季の剪定は丁寧に行い、風通しや日当たりを良くするほか、低い位置に実が付く樹形に整え、作物が強風に当たるのを防ぐよう工夫しています。
 特に人気なのは、大きめの実とサクサクの食感が特徴の太秋。木で完熟させてから収穫しているので、新鮮なうちに食べるのがおすすめですが、柔らかめの食感が好みの方は、常温で1~2日置いてから味わってみてください。
小鮎地区霜島 アリシアさん
 小鮎地区の圃場で、渋柿と甘柿を栽培。剪定や追肥のほか、カイガラムシなどの病害虫の防除など、おいしいカキ作りのために手を掛けて育てています。
 渋柿は、渋抜きをして干し柿にすることで、甘みや栄養が濃縮されてとてもおいしくなります。干し柿を作る際は、気温が低く乾燥している晩秋から初冬がおすすめです。干し柿を作ったことがない人も、おうち時間を活用して、ぜひ挑戦してみてください。
※店頭では「霜島 正昭」のラベルで出荷しています
南毛利地区髙澤 和雄さん
 先代から受け継がれた圃場で半世紀にわたってカキを栽培。伊豆や早秋、富有など計7品種を、9月下旬から11月にかけて出荷しています。出荷の際は、果皮全体の色や張りが見えるよう、へたを下向きにして袋詰めを行うよう工夫しています。
 カキ本来の味を楽しむには、そのままが一番ですが、ジャムにしてもおいしいです。細かく刻んでサラダに入れると、野菜が苦手な子どもでも食べやすくなるのでおすすめです。
※店頭では「たかざわふぁ~む」のラベルで販売しています
南毛利地区髙澤農園
 先代から受け継ぎ、姉弟で協力してカキを栽培しています。現在、西村早生や伊豆、新秋など11種類のカキを出荷。枝の剪定や摘蕾作業に力を入れ、大きく良質なカキを目指して栽培しています。病害虫被害にも気を付け、JAの防除暦を参考に管理を行っています。
 さまざまな品種を出荷しているため、品種によって形や色、食感なども異なります。採れたてのカキの食感や味を楽しみながら、食べ比べてみてください。
※店頭では「髙澤成好」のラベルで出荷しています
相川地区加藤 悟さん
 カキ栽培の知識や技術を父から学び、5年前に新たな圃場で改植を行いました。10アールの畑では、早秋や太秋、次郎などの品種を栽培。苗は選抜した接穂を接ぎ木し、改良を重ねながら育成しました。 早期成園化のため、畑には100本のカキの木を植樹。パイプで枝を補強し、安定した収穫に向けて工夫を凝らしています。
 「1度食べたらまた食べたい!」と思ってもらえるカキ作りを目指しています。ぜひ食べてみてください。

旬の時期カレンダー

Seasonal Calendar

管内農産物マップ

Agricultural Map
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