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Seasonal Agricultural Products
7月のオススメ

ナス

Eggplant
皮に多いナスニンが目の疲れを回復。
カリウムも多く、むくみや血圧改善に
  • ヘタがとがっていて、切り口が変色していないと鮮度が良い
  • 濃い紫紺色でツヤとハリがあるものが良品
  • 切ると身に弾力があるものは新鮮
【保存法】
ラップで包むかビニール袋に入れ、野菜室または冷暗所で2~3日は保存OK。火を通せば、冷凍も可能。
【成分・有効性】
 ナスには、長ナスをはじめ、卵形の米ナス、丸い形の丸ナスなど、いくつかの種類があります。また、色も紫色だけでなく、緑や白いものもあります。
 ナスの特徴は、つややかな紫色の皮ですが、これはアントシアン系の色素で、ポリフェノールの一種です。強い抗酸化作用があり、目の疲労回復や機能のサポートに効果があるといわれています。また、体内の活性酸素の働きを抑え、動脈硬化や老化防止なども期待できます。この他、抗酸化作用のあるβカロテンや、高血圧の改善に役立つカリウムも豊富です。
 ナスはキュウリと同じく、約9割が水分。薄く切って天日干しし、乾燥野菜にすると栄養素が凝縮され、日持ちもします。うま味も増すのでおすすめです。

生産者のご紹介

玉川地区三橋 純子さん
 厚木市小野で「玉川ぶどう園」を経営するほか、年間を通して露地野菜を生産しています。ナスは、「千両二号」と長ナスを栽培し、7月中旬から8月にかけて夢未市と玉川農産物直売所に出荷。令和元年からは、懐かしい家庭の味を残していけるよう加工品販売も始め、夢未市にナスのぬか漬けなどを出荷しています。
 栽培では、風通しや根張りを良くするため、十分な株間を取って定植。水分や肥料を切らさないよう小まめに生育状況を確認するほか、病害虫の早期発見・防除を徹底し、減農薬に努めています。
 ナスは油との相性が良く、みそ汁に入れる前に軽く油で炒めると味わいが増します。皮が柔らかい長ナスは、丸ごとグリルで焼くのもおすすめです。
※店頭では農産物を「三橋能弘」、加工品を「食工房プレザン」のラベルで販売しています
南毛利地区大野 俊治さん
 2019年の就農当初から、毎年ナスを生産しています。現在栽培しているのは、ヘタにとげがなく、柔らかい果皮が特徴の「とげなし千両二号」です。
 栽培では、堆肥を使った栄養豊富な土作りをはじめ、小まめに圃場巡回を行うことで生育状況の把握に努めています。消費者に安全・安心で新鮮な野菜を届けるため、栽培期間中は農薬を使わずに生産。夢未市には当日の朝に収穫したものを出荷しています。
 ナスは、炒め物や煮物、漬物など、幅広い料理で活躍する万能野菜。肉類との相性も良く、主菜・副菜どちらにもおすすめです。
小鮎地区沼田 武さん
 厚木市下古沢にある約5アールの畑でナスを栽培しています。
 現在、栽培する種類は、ツヤがあり柔らかい果肉の「千両二号」と、肉質が緻密で煮物や漬物に最適な「筑陽」の2種類。新鮮さにこだわって、必ず当日の朝収穫したものを夢未市に出荷しています。栽培では、地元畜産農家の豚糞や鶏糞などの有機質をたっぷり使用。栄養豊かな土作りを通じ、品質の向上に努めています。
 おすすめの食べ方は、天ぷらやはさみ揚げなどの揚げ物です。とろりとした果肉と朝採れならではのジューシーさを味わってください。たっぷり量を食べられるみそ炒めもおすすめ。ごはんとの相性が抜群で、香ばしい香りが食欲を誘います。
荻野地区林 克彦さん
 千黒2号という品種を栽培し、肉質が柔らかく加熱するととろけるような食感が特徴です。これまで、栽培時の水分管理に苦労していましたが、今年は水田での栽培に挑戦。より良い野菜作りを目指します。夢未市では、朝採りしたものを3本入りで袋に詰めて出荷しています。個人的には、本来の味わいが楽しめる焼きナスがおすすめです。他にもレシピを紹介していますので、ぜひ食べてみてください。
小鮎地区馬場 保雄さん
 20アールの圃場でナスなどの露地野菜を育てています。ヘタや茎葉にトゲがない品種の長ナスを栽培し、調理の際もケガをしにくくおすすめです。長芋を収穫した後の畑に、野菜くずなどを混ぜておき、栄養豊富で根の張りやすい土づくりを目指しています。
 調理では、焼きナスをはじめ、夏場にはお浸しや漬物にして食べるなど、料理の幅が広いのがナスの特徴。いろいろな食べ方で楽しんでください。
南毛利地区伊藤 直文さん
 自家苗を使い、露地栽培を行っています。手のひらでつかめるくらいの大きさのものを収穫し、柔らかい食感が特徴のナスを出荷しています。
 焼きナスも良いですが、エーコープ「なす漬けの素」で漬け物にすると違った食感が楽しめます。また、ご飯にスライスしたナスとタマネギ、チーズを乗せてドリア風にトーストすると、ナスが苦手な子どもも食べやすく、おすすめです。
※店舗では「伊藤 洋文」のラベルで販売しています
依知地区宇都 龍太さん
 7アールの水田を畑として活用し、露地でナスを栽培しています。水田で栽培するナスは、豊富な水をナスに与えることができ、柔らかくみずみずしいのが特徴です。最初は焼きナスや素揚げでまるごと味わってみてください。ほかにも、マーボーナスや田楽など、さまざまな楽しみ方があります。大切に育てたナスを、ぜひ食べてみてください!

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