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旬の農産物情報

Seasonal Agricultural Products
7月のオススメ

トウモロコシ

Corn
ビタミンB群で代謝を促進。
夏バテ対策にも
  • 新鮮なものは、皮の緑色が鮮やか
  • ひげがふさふさで赤褐色のものは完熟
  • 粒にハリ・ツヤがあり、大きさがそろっていると良品
【保存法】
味が落ちやすいため、すぐにゆで、熱いうちにラップで包む。冷めたら保存袋に入れて、冷蔵庫へ。
【成分・有効性】
 国内で出回るトウモロコシは、甘みの強いスイートコーンが主流です。なじみの黄色のほか、白色なども生産されています。収穫後、時間の経過とともに甘みが減るので、鮮度が高いうちに調理することがおすすめです。
 黄色の色素は、カロテンの仲間のゼアキサンチンによるもの。目の色を感じる細胞に必要で、不足すると光による酸化を受けやすいと言われています。粒の胚芽部分には、ビタミンB群やカリウム、マグネシウムなどのミネラルが豊富。 ビタミンB1、B2は糖質や脂質の代謝をスムーズにし、エネルギー代謝をよくするため、疲労回復に役立ちます。さらには、アミノ酸のアスパラギン、バリン、ロイシン、イソロイシンも含まれており、これらもスタミナ増強や夏バテ防止に効果的です。

生産者のご紹介

玉川地区宮下 寛史さん
 厚木市小野で露地野菜や水稲、野菜苗などを生産しています。夏季はトウモロコシの生産に注力し、時期に合わせて約10品種を栽培。6月から8月上旬にかけて、朝採れのトウモロコシを夢未市とグリーンセンターに出荷しています。
 栽培では、播種後の温度管理を徹底するほか、高糖度でうまみの詰まった実を育てるため、トウモロコシに適した配合の肥料を活用。電気柵を用いた鳥獣対策も講じるなど、多くの消費者に新鮮な地場産トウモロコシを届けられるよう努めています。
 鮮度が落ちやすいので、購入後は早めに食べるのがポイントです。薄皮を残してラップで包み、電子レンジで数分加熱するだけで栄養と甘みをたっぷり味わえます。ぜひ試してみてください。
※店頭では「モモナファーム」のラベルで販売しています
荻野地区井上 芳文さん
 寒暖差が大きい上荻野地域の特徴を生かし、今年は「甘々娘」や「プラチナコーン」、「白い恵味」など、計5品種を生産。栽培では、緑肥の活用など、1年を通して栽培に適した土作りに取り組むほか、促成栽培を導入して早期出荷を心掛けています。
 収穫は早朝に行い、栄養を蓄えた新鮮な状態で直売所に出荷しています。おすすめの食べ方は、ラップに包んで3~5分レンジで加熱。芯も一緒に炊き込むトウモロコシご飯もおすすめです。
荻野地区船本 慎さん
 2020年に新規就農し、厚木市三田にある圃場でトウモロコシを生産。甘みが強く果皮の柔らかい食感が特徴の「きみひめ」や「ゴールドラッシュ」などを栽培し、毎日葉の様子や病害虫を確認しながら肥培管理や防除などを行っています。
 当日の夜明け前に収穫したものを出荷していますので、購入したらすぐにゆでて、何もかけずに食べててみてください。トウモロコシ本来の甘さを実感できます。

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