第14期親子夢未Kidsスクールのまとめ
【第1回】対象広げて食農教育促進
JAあつぎは6月10日、通年型食農教育事業「親子夢未Kidsスクール」を開校しました。今年から対象を管内小学1~6年生の親子へと広げ、つながりをさらに深めながら、地域農業の応援団を増やしていきます。
第1回目のカリキュラムでは、エダマメ・ニンジンの収穫体験と田植え作業を実施。収穫体験では、近隣の生産者を訪問し、エダマメ・ニンジンの特徴や、これから旬を迎える野菜などを学びながら収穫を行いました。田植え作業では、青壮年部員が植え付け方法を指導。苗が倒れないように植えるコツを教え、印を付けたロープを使いながら丁寧に作業を進めました。
参加者親子は「生産現場を見て、作り手の声を聞くことは貴重な機会。米作りは初めてで、これからどのように成長していくのか楽しみ」と目を輝かせました。
【第2回】農大特別カリキュラムで学び深める
JAあつぎは、管内の小学1~6年生の親子を対象に、通年型食農教育事業「親子夢未Kidsスクール」を開校しています。8月26日には、第2回目のカリキュラムを開き、スクールに協力する東京農業大学の学生らが「野菜」と「生き物」について特別授業を実施しました。
野菜に関する授業では、ナスの収穫体験や糖度検査などを行い、身近な野菜へ理解を深めたほか、生き物に関する授業では、学内で飼育する羊の観察や、羊毛フェルトを使ったクラフト体験を行いました。
参加者は「実際に野菜や生き物に触れながら、親子で食と農を学べる有意義な時間だった。次のカリキュラムである稲刈りも楽しみにしている」と笑顔で話しました。
【第3回】米作りに理解深める
JAあつぎは10月15日、管内小学1~6年生の親子を対象とした通年型食農教育事業「親子夢未Kidsスクール」の第3回目カリキュラムを開きました。
当日は、稲の脱穀・もみすり体験や、白米の食べ比べを行い、水稲栽培を振り返りました。この他、株式会社全農ビジネスサポートによる田んぼの生き物に関するクイズを実施し、水田の生態系について理解を深めました。
参加者は「新米のおいしさを味わうだけでなく、収穫後の作業の大変さも学び、さまざまな視点で米について学ぶことができてよかった」と話しました。
11月25日(土)に開催される「第53回厚木市農業まつり畜産祭・収穫祭」では、参加者親子が大切に育てたもち米の販売を予定しています。
【第4回】親子で学ぶスクールが修了を迎える
管内の小学生親子を対象とした「親子夢未Kidsスクール」が12月2日、修了を迎えました。
当日は、最後のカリキュラムとして、同スクールで育てたもち米使って餅つきを実施。米袋のエコバッグ作りやクイズ大会、意見交換会も行うなど、食と農への学びを深めました。
閉校式では、一人一人に修了証書を手渡し、映像を視聴しながら今年度の取り組みを振り返りました。
参加者親子は「地域の農業について学べたことで、より地元に愛着が湧いた。今後も、地産地消を意識し、農業を応援していきたい」と話しました。
萩原常務は「親子で食と農に向き合う時間は貴重で、同スクールでの学びを通じて地域農業に関心を持ってもらえたらうれしい。これからも地域農業の応援団として、JAの活動にも積極的に参加してほしい」と話しました。