厚木市都市農業支援センターについて
開設の経緯
農業従事者の高齢化や後継者不足、遊休農地の発生など、農業を取り巻く課題への対応のため、厚木市・厚木市農業委員会・JAあつぎにより、効率的・効果的な農業支援体制について検討を重ねました。
その結果を踏まえ、三者により「厚木市都市農業支援センター」を開設し、都市農業の維持・発展へ向けた支援体制が整備されました。
センターの概要
目 的 | 農業が抱える課題の解消を目指し、都市農業の維持・発展を図るため、農業者や市民の皆さまからの相談・要望などに迅速に対応するとともに、営農継続へ向けた取り組みを効率的、効果的に展開します。 |
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組織形態 | 厚木市、厚木市農業委員会、JAあつぎの三者で協定書を締結し、必要な職員をセンターに配置して三者の専門性を生かすとともに、効率的に連携しながらセンター業務を行います。 |
設置場所 | 厚木市農業協同組合 本所2階(指導販売部内) |
人員体制 | 5人(市農業政策課 1人、農業委員会 1人、JA 3人) |
主な業務内容
農業に関するさまざまな相談
地域農業にかかる諸問題の解決に向けて、厚木市、厚木市農業委員会、JAあつぎが設置した「厚木市都市農業センター」では、相談窓口を一本化することで、農業に関するさまざまな相談に対応しています。
新規就農者等の相談・支援
新規就農者の相談にきめ細かく対応するとともに、就農初期の経営が不安定な時期にも積極的にサポートを行うことで、新規就農者の経営が早期安定するように支援しています。
また、新規就農者としての認定を希望する担い手には、関係機関と連携を取りながら、早期に手続きができるよう相談・支援を行っています。
農地の有効利用に関する相談
厚木市都市農業支援センターでは、市、農業委員会、JAが一体となって対応することにより、農地のマッチングや利用権設定の手続きを円滑にし、農地有効利用を支援しています。
また、農業者自らが運営する、農業体験農園開設などを支援しています。
農作業受委託や農業機械のレンタルに関する相談
農地利用の促進や、担い手の労力削減を目的に、農作業の受委託や農業機械レンタル事業を展開し、耕作放棄地・遊休農地の解消への取り組みを支援します。
鳥獣被害対策の相談
有害鳥獣被害について、地域の被害状況の現地調査を行い、分析を行っています。
また、関係機関と連携し、被害を受けにくい農作物の推進や、資材等を活用した効果的な対策を検討し、相談に対応しています。
地産地消の推進と6次産業化の相談・支援
消費者の農業への関心や地産地消の理解促進に努めるとともに、地場農畜産物の学校給食への利用拡大、ブランド化の推進、6次産業化による商品開発の相談・支援を行っています。
また、農業者の6次産業化への相談窓口として、関係機関と連携を図り、農畜産物の付加価値を高めるなど、農業所得の増大を目的に支援します。
農業生産環境整備の相談
農地集積による区画拡大等の相談をはじめ、担い手の経営効率化や農地利用拡大を目指し、関係機関と連携して農地集積を支援します。
また、地域の中心的な担い手に対し、地域農業を守るための経営展開を支援し、国等の交付金活用についてなど、農業経営の支援を行っています。