第10期親子夢未Kidsスクールのまとめ
【第1回】地域一丸となり食農教育
JAあつぎは5月11日、JA農産物直売所「夢未市」を拠点とした通年型食農教育事業「夢未Kidsスクール」を開校しました。JA管内の児童32人が参加。来年2月まで各種農業体験や調理実習など10回のカリキュラムを通じ、「食」と「農」の大切さや命と健康の尊さへ理解を深めていきます。
第1回目のカリキュラムでは、日本の食に欠かせない「箸」についての講座を実施。一般社団法人国際箸学会を講師に招き、箸の歴史や正しい箸の持ち方へ理解を深めました。学んだ持ち方を実践したゲームを行ったほか、オリジナルの箸づくりにも挑戦しました。スクール生は「箸にはさまざまな由来があることを知れた」「箸を正しく使うと食事がもっと楽しくなる」と話し、日本文化や食事作法への意識を強めました。
【第2回】食と農のつながりを体験
JAあつぎは6月8日、通年型食農教育事業「夢未Kidsスクール」の第2回目のカリキュラムを開きました。
当日は、JA農産物直売所「夢未市」近くの水田で、もち米の田植えを実施。スクール生は 田んぼに足を取られながらも、青々と育った水稲苗を手に取り、手作業で田植えを行いました。生産者やJA職員から水稲苗の説明や田植えの ポイントを学ぶとともに、土に触れることで農家の大変さを実感しました。このもち米は、11月に行われる「厚木市農業まつり畜産祭・収穫祭」で販売する予定です。
田植えの後には、ミニトマトの定植を行ったほか、 夢未市研修交流室で厚木市の食品ロスについて理解を深めました。
【第4回】農大生考案の講義で農への知識を深める
JAあつぎは8月21日、通年型食農教育事業「夢未スクール」の第4回目のカリキュラムを開きました。当日は、東京農業大学厚木キャンパスを訪れ、JAと農大生が協力して考えたさまざまな講座が行われました。
畑では、班ごとに異なる品種のナスを収穫。収穫後は、ナスの長さや太さ、重さなどを観察し、品種ごとにどのような特徴があるかなどを学び、クイズを交えながら理解を深めました。
また、農作物の生長に欠かせない堆肥について、クイズを交えながら学習。実際に堆肥に触れ、作られる過程などについても知識を深めました。
この他、カードゲームを通じてリサイクルについても楽しく学び、農業や環境に関する理解を深めました。